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「レ・ミゼラブル(三)」 ユゴー 新潮文庫

ヴァルジャンは逃亡の身なのに、やってることが軽率な気がする。
自分からピンチを招いているとしか思えない。
そして、ジャベールは神出鬼没だなぁ(笑)
絶妙のタイミングで登場するも、必ずヴァルジャンを取り逃がす。
まるでルパン三世の銭形警部だ(キャラはまったく違うけど)。
こういうところはちょっとご都合主義的な感じもするけど、
とにかく面白いので文句がつけられない。

あと、マリユスが公園のベンチで拾ったハンカチのエピソードは爆笑ものだった。
ヴァルジャンは一時は聖人のようだったのに、
コゼットのこととなると、完全に普通の人になってしまうのが
ほほえましかった。

ただ、相変わらず余談が長いなぁ・・・。
by komuro-1979 | 2005-12-04 11:59 | フランスの小説
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