「人間の絆(四)」 モーム 新潮文庫

久々に時間を忘れて心から熱中できる小説に出会えた。
貪るように一気に読んでしまった。

主人公は様々な人と出会い、恋をし、そして別れ、
人の死や挫折を経験し、そこからいろんなことを学んでいく。
その過程が読んでてとても興味深く、
自分の生き方について再考する機会を与えてくれる。
これほど味わい深く、読んでよかった、勉強になったと思える
小説は、なかなか巡り会えない。

主人公は以前、人生の意味について友人に問い、
友人はその返答として、ペルシャ絨毯を贈る。
主人公はその意味についてずっと考えていた。
成長した彼は、やがて一つの結論を出す。
僕はその結論はやや悲観的で冷笑的とも感じ、
彼のように割り切って考える事はできない。
でもそこには、人生をより幸せに生きる一つのヒントがあると思った。

・・・
超オススメの小説です。
このブログでレビューした小説の中で、
ベスト3に入るくらい面白かった!
分量は多いけど、読みやすく、
物語性も高くて飽きないです。
ぜひこの小説を読んで、主人公フィリップと一緒に
人生の様々な問題について考えてみてください。
きっとためになると思います。

この小説と出会えてほんとによかった。


<オススメ度>★★★★★
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by komuro-1979 | 2005-09-15 17:53 | イギリスの小説
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